これは小さな、遠い世界からのプレゼントで、
われわれの音、科学、画像、音楽、考え、感じ方を表したものだ。
私たちの死後も、本記録だけは生き延び、皆さんの元に届くことで、
皆さんの想像の中に再び私たちがよみがえることができれば幸いである。

This is a present from a small, distant world,
a token of our sounds, our science, our images, our music, our thoughts and our feelings.
We are attempting to survive our time so we may live into yours.

ジミー・カーター
Jimmy Carter

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これは小さな、遠い世界からのプレゼントで、
われわれの音、科学、画像、音楽、考え、感じ方を表したものだ。
私たちの死後も、本記録だけは生き延び、皆さんの元に届くことで、
皆さんの想像の中に再び私たちがよみがえることができれば幸いである。

This is a present from a small, distant world,
a token of our sounds, our science, our images, our music, our thoughts and our feelings.
We are attempting to survive our time so we may live into yours.

ジミー・カーター
Jimmy Carter

記憶がまるで塗りつぶされていくような気がする。
新たな歩みのために必要な舗装のように、まるで何事も無かったかのように。

Voyager2011 は、想いと時間のアーカイブを試みる。

福島にまつわる人々の声、自然音や環境音、奏でられる音楽などの音声と、人々から募った思い出の品々。
それらを世代を超えて残す可能性を探り、音をアーカイブし公開するとともに、思い出の品は福島の会津で縄文から続いてきた「漆塗」の技法で包み、実質的な品物の保護と、漆塗りという価値の付加による世代を超えての伝承を図っている。また、漆でのコーティングは放射性物質の飛散を防ぐ目的も併せ持つ。

人々の声には、それら思い出の品の提供者も含まれ、福島の人であっても個々に違った出身地や立場から発せられ、また、支援者や広域避難者の声も、"ふくしま" が人生に影響した一人の声として含まれている。小さな声たちは、混ざり干渉しあい、こちらから声に耳を傾ける行為なしには、聴きとることは出来ない。
人々の体験、気配、時とともに変わりゆく思い、そして、5年半を経た今…。

会場で流れる音には2011年からの日々の片鱗が37分間に散りばめられ、ウェブサイトに音声がアーカイブされていく。
一つひとつの声が、あの日、もしかしたら続いていたかもしれない日常、日々のかけがえのなさを想起させる。そして、「思い出」となった品物の、漆でコーティングされた内側に付着している放射性物質は、時を経たとき、その半減期により、いつ、何が起きたのかを知る手がかりとなる、時間のアーカイブ機能を担っている。

※1977年に打ち上げられた無人宇宙探査機ボイジャーには「地球の音」(The sounds of Earth) というタイトルの金メッキされた銅板製レコードが搭載されており、そこには地球上の様々な音や挨拶や自然音、効果音、画像などが収録されている。これは、ボイジャーが太陽系を離れ他の恒星系の惑星に住むと思われる地球外知的生命体によって発見され、解読されることを期待して、彼らへのメッセージとして積み込まれたものである。
ゴールデンレコードのカバーはアルミニウム製で、その表面は、超純粋なウラン238で覆われている。ウラン238の半減期は45.1億年で、このレコードを受け取った文明は、同位体組成を解析することにより、いつごろ収録されたかが分かるようになっている。

Voyager2011

PRAY+LIFE(ふくしまを紡ぐプロジェクト)は、東日本大震災以降、福島のことを後世へ残し伝えることをコンセプトに活動してきました。

「さいたまトリエンナーレ2016」では、埼玉県に避難してきた方などを含む福島にまつわる経験のインタビューと、原発事故の被災者から募った思い出の品をインスタレーションとして発表。経験を風化させずに残し伝える表現として、漆で黒くコーティングされた思い出の品と、インタビュー音声により構成した作品「Voyager2011」を展示しています。

「Voyager2011」は今後も継続するプロジェクト作品であり、さいたまトリエンナーレ2016 会期中や会期終了後も音声が随時追加され、アーカイブされていきます。
残したい方の参加も受付けております。PRAY+LIFE ウェブサイトのフォームよりお申し込みください。

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